フーズフォーチルドレン、 2日間に渡る素晴らしいキックオフフォーラムが幕を閉じました✨
(末尾にフォトギャラリーがあります。当日の雰囲気をご覧ください!)
「子どもたちの給食をオーガニックにする」
お出掛けくださった皆様、登壇してくださった皆様、実行委員会メンバー、ボランティアスタッフ、そしてスタッフとして当日駆けつけてくれた、ゆめの森のスタッフたちに、フーズフォーチルドレン実行委員会代表として、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
そして同時に、 いよいよここからが本格的な「令和維新」の始まりでもあり、改めて「心を引き締める」 のではなく、ますます「心を緩めて」参りたいと思います。
それぞれの登壇者のお話は、 湧き出る「愛の泉」から溢れ出す言霊ばかりで、参加してくださった450名の「愛の人」たちの魂にダイレクトに響いてくださったことと思います。
この「本気」の450人がこれから巻き起こしていく全国各地でのムーブメントが、どんなに素晴らしい、とてつもないものになっていくのか、楽しみで仕方ありません。
マスコミを使わず、どこまでも静かに、誰もの中にある愛を信じて広げていく……
そこに確実に火が付けば、もう誰にも止められない「うねり」が起き始めます。(既に起きて始めています)
今、川も海も全ての環境が汚染されていますが、土壌を救えば、そこに降った雨が、土の中の豊富なミネラルを川に運び、川から海へとミネラルによって浄化が進んでいきます。
土壌を救うこと=農業が変わること。
しかし、農薬、化学肥料、除草剤をやめていくことには利権が絡むため、それをしようとするといろいろ難しさもあるようです。
そこで頭に浮かんだのが
「子どもたちの給食をオーガニックにすること」でした。
現実的に学校給食から変えることは難しい。
でも、自園に必ず給食室を持つ保育園の給食をオーガニックにすることは、園の理事長、園長の一存で決められます。
しかも調べてみたら、全国に保育園は、23500箇所もあったのです。
農業を自然に戻すことは、地球を支えているミツバチ、そして子どもたちを守ること。
利権の争いはあっても、ミツバチ、子どもたち、地球を守ることに反対する人はまずいないと思います。
そのことをひたすら丁寧に草の根で伝えていく。
そうやって、全国でお話会をさせていただく中ではっきりと気づいたのは、社会の中に、嫌という程たくさん立てられた、高い「専門の壁」でした。
全てを専門家に任せる。 専門家に任せておけば大丈夫……
やがてそれは、専門家しか知らない……となり、私たちが日常的にちょっと知っているだけで健康も人生もしっかり守れる知識すら専門家のものにされてしまい、一般と呼ばれる人たちは、知らないことだらけになってしまいました。
そして、その専門家になるための専門学校や大学をたくさん創り、そこに入るために点数で競う学力を子ども時代から付けさせる。
そもそも「教育」というものを国が大きく取り違えているのも、この仕組みにあることに気づいたのです。
人生を健康で幸せに豊かに生きていくために必要ことは、大学までの勉強で教わりません。
医者や科学者に心からなりたい子どもたちは、世の中にほんの一握りです。
それ以外の多くの子どもたちは、持って生まれた感性をフルに使って、好きなことをしたり、好きな物を作ったりするために本当は生まれてきました。
そして好きなことを仕事にすることさえ出来れば、人生はもう万々歳なのです。
答えは全て古代にあった
そうやって考えていくと、これまで歩んできた道が、根本的に間違っていたことに気付かされていきました。
しかし、そんな風に物事一つ一つを手に取ってよーく考えていく力そのものが、私たち国民の中に欠落している気がしたのです。
それって何だろう…… その答えも、私たちが日々口にしている「食」にありました。
そのことを教えてくれたのが、発達障がいと呼ばれる子どもたちだったのです。
昔は食材の中に当たり前にたっぷり含まれていた山のミネラル、海のミネラル。
これらは人間の身勝手で生み出した人工的、化学的なものにより、どんどん消されて いきました。
人の心は、どこにあるのでしょう?
心は目に見えない、性格は生まれつき、人格は環境の中で育つもの。
いつしか私たちは、そんな風に思い込んできました。
でもよく考えたら、感じるのも考えるのも「脳」でしか無いのです。
その脳は、食べたもので作られます。
化学的なものを減らし、生命力がいっぱい詰まった🍎木村秋則さんが辿り着いた農業は、実は昔は当たり前の農業でした。
全ては昔、古代に答えがあったのです。
今回のフォーラムは、ミツバチの船橋さん、林檎の木村さんにより地球🌏の根幹に触れ、山本竜隆さん、大塚貢さん、汐見稔幸さんが、そこに生きる人間の生き方、心の育て方に触れてくださいました。
これにより、全ては繋がっていることを実感して頂けたと思います。
私からは、 島根県益田市の吉田保育所さんの、見事な地元の農家の方々と心の通う温かな連携で行なわれている、昔ながらの素晴らしい保育園給食の実践事例をご紹介させて頂きました。
それにより、吉田保育所さんでは、子どもたちの病欠が少ない。発達障がいと呼ばれる子どもがいないと言う状況もお伝えし、いかに食の質が子どもたちの心身に多大な影響を与えるかを知って頂きました。
「自然を取り戻す」とは、「不自然なものをやめていく」こと
さらに、今大きな問題、深刻な問題であったにも関わらず、水面下にずっと潜んできた子どもたちへのネットゲームの問題についてもお話させて頂きました。
自然な食、自然な体験を大切にしてきた中で過敏性の苦しみから暴れていた子たちが落ち着き、穏やかな心を取り戻し、持って生まれた天性の力を見出そうとしている中で、
最近どうも子どもたちがおかしい…… 衝動的で乱暴な行動が止まらない…… 身勝手な考えを突き通そうとして暴言が止まらない……等、
その原因が辿ってみると、数ヶ月前からハマっていた家庭での通信ゲームにありました。
ゆめの森のワンパクチームは、この数ヶ月、家で夜な夜なネット回線でワイワイ会話をしながら、今子どもたちに人気の「荒野行動」と言うゲームを楽しんでいたのです。
私にも最近、「夜みんなで通信ゲームをしていて楽しい」と聞かせてくれていたのですが、ゲームのやり過ぎはダメだから時間だけはちゃんと守ってと表面的な注意しかしていませんでした。
しかし、荒れる様子は学校でも見られたため、担任の先生と連絡を取り話すうちに、そのゲームの話になり、先生の口から衝撃的な言葉を聞いたのです。
「今、子どもたちの中で流行ってるこのゲームは、100人の人間を最後の1人になるまで、いろんなアイテムを使って、皆んなで殺していくゲームなんです」
愕然としたと同時に、自らを深く反省しました。
「毎晩みんなとやって楽しい」と話してくれた子どもの姿が嬉しくて「どんなゲームなの?」と関心を向けることもなく、表面的な注意だけになっていました。
それから1ヶ月もの間、子どもたちは毎晩毎晩このゲームをワイワイ楽しんでいたのです。
県外でその事を知った私は、子どもたちをミーティングルームに集め、スタッフの携帯をスピーカーフォンにしてもらい話をしました。
「確かめなかった前島さんも大反省だったけれど、今みんなが夜、楽しんでいるゲームは人殺しのゲームなんだよね? ゲームの世界だから人を殺していいと思うの? 今日からそのゲームをしたらダメ!」
そう言うなり、ガーン!!と椅子を思い切り蹴る音が聞こえました。
そしてその中の1人の男の子が「俺らがゲームの世界と本当の世界を一緒にして将来、人殺しをする人間になると思うの!? そこまで俺らは馬鹿じゃないよ!」と言ったのです。
ゲームの世界と現実世界の棲み分けは、自分でコントロール出来ると思っている。
でもひと度、人生が上手くいかなくなり、心が病んで、全てに自暴自棄になった時、その殺戮ゲームを思い出し実行に移そうとしてもおかしくありません。
子どもたちが大騒ぎで反論するのに対し、駅の構内でしたが一喝入れました。
「いい加減にしなさい!! このゲームに関しては、どんな理屈も通らないよ。 今夜から、このゲームを家でしたなら、明日からゆめの森に来なくていい。迎えにも行かない。このことをお母さんにも話しておくから。 このゲームがきれいに止められないなら、前島さんは悲しいけど、あなたたちの事を諦める!」
一斉に「何でだぁ〜〜〜!?️」と叫び声が上がりましたが、それだけを伝えて終わりました。
全員の親御さんにも、そのあと連絡し、そのままを伝えると全員のお母さんが
「分かりました! そんなゲームだったとは知りませんでした。今夜からそのゲームをやるなら、ゆめの森はやめなさいと伝えます」と言ってくださり、それ以降、子どもたちはこのゲームをピタリとやめました。そして、それにより子どもたちは徐々に落ち着いていったのです。
「自然を取り戻す」ということは、「不自然なものをやめていく」ということでもあります。
一つのことだけなく、トータルで物事を捉え、見ていく力。
何が大事で、何を減らし、何を無くしていくべきか。
現代の便利さを上手に生かし、古き良きものと融合させていく力。
私たちはこれから、専門家と呼ばれる高い壁を取り払い、それぞれに持っている知識や知恵を共有していくコミュニティー作りが大切だと感じています。
これからに向けて(反省点)
そして最後になりましたが、今回のフォーラムで一つだけ、反省点が残りましたので、共有して頂けたら嬉しいです。
実は大観衆となった会場内の匂いに反応されたのか、参加者の中におられた「化学物質過敏症」の方が僅かな時間で退場せざるを得なくなり、泣く泣く帰られてしまいました。
こうしたイベントには、今後ますます、リスクを覚悟で話が聴きたいと来てくださる方が増えると思います。同じ未来を目指していく私たちから、「化学物質を使った商品を買わない、使わない」という選択をしていく努力と決意が必要だと改めて気づかされた出来事でした。
以下は、私個人に届けてくださったフォーラムへの感想です。
後日、参加者の皆さんへのアンケートをメールでお送りし、そちらに寄せて頂いた感想も公開させて頂きますので、宜しくお願い致します。
来秋の『フーズフォーチルドレン 第2回 ミツバチと食のフォーラム』の開催予定が決まり次第、また告知させてください❤️
フーズフォーチルドレン実行委員会 委員長 前島由美
(ゆめの森こども園代表)
〜フォーラムの感想〜
♥ とても心に響く素晴らしいフォーラムでした。大変お疲れ様でした! ありがとうございます! 息子は都内の中学校に在籍していますが、5年生から学校をやめました。 かわりに、虫が大好きすぎて森に通っています。食べ物には非常に敏感で適当なご飯が続くと体調を崩します。
今週末は息子とハニーさんの八ヶ岳キャンプに参加します。 私も一歩前に出ると決めました。 どうぞよろしくお願い致します!
♥ 保育園の食のこと、そしてそれから先、学校給食のことなどたくさんお話が聞けてやる気がアップしてきました! ぜひ茨城でも開催して給食のオーガニック化実現したいです😆✨
♥ 素晴らしいフォーラムをありがとうございました。来年、和歌山県みなべ町で森林環境の復元、ニホンミツバチの保全をテーマに環境シンポを開催します!
♥ ︎素晴らしいフォーラムでしたね☺️ この想いと活動を全国に広げていきたいですね✨
微力ながらお役に立てるように活動していきたいと思います。 これからどうぞよろしくお願い致します!
♥ 本日、フーズフォーチルドレンのフォーラムに参加させていただきました。愛知県名古屋市の幼稚園で働いています。前島先生素敵です! 刺激を受け感動しました。
ありがとうございました😊 今後ともよろしくお願いします!
♥ フォーラムは本当に感動的でした✨ 前島先生をはじめ登壇者の方やスタッフの方皆さんの深い愛が表現されていたフォーラムでしたね~💖 普段KejuのヒーリングミュージックのWeb販売をしてますが、1年ぐらい前から ご注文してくださった方には 船橋さんの3分の動画を添付しています🌸 昨日の感動をまずは我が子や 身近な人に 伝えていきたいです🌸 喜びと感動の波紋が広がりますように✨ きっと そこから 大きな動きがはじまると感じました💗💗💗 世界はきっと良くなると信じて✨
♥ 昨日、今日と食のフォーラムでお会いさせていただきました食卓から未来を創るをテーマに活動しています。園の食事の話もさる事ながら、ゲームの話も、とても心が震えると話しで聞かせてくださりありがとうございました。
前島さんの芯の通った強さ、人殺しのゲームをするなら来なくて良いといい切れる強い想いと、相手を信頼できる愛情を感じ、自分に今必要なのはその強さなのだなと感じました。
またフォーラムなどでお会いできることを楽しみにしつつ、この1年、1歩も2歩も進めますようマントを脱いで行動に移したいと思います(^^)
2019年10月5日(土)大妻女子大学(校舎A150)
フーズフォーチルドレン キックオフフォーラム前夜祭
■ 藤原ひろのぶ講演会
<大妻女子大学 A150教室(1階)16:00 ~ 17:30>
藤原ひろのぶ 講演「買いものは投票なんだ」
実行委員長 前島由美 挨拶
2019年10月5日(土)大妻女子大学(校舎A アトリウム)
フーズフォーチルドレン キックオフフォーラム前夜祭
■ 交 流 会
<大妻女子大学 アトリウム(地下1階)18:00 ~ 20:00>
交流会(立食パーティー)
手遊び 久津摩英子
アーティスト紹介 前島由美
ライブ Keiju(Profile) & Showki(中学生ギタリスト)
お料理はすべて、オーガニックで準備いただきました♡
2019年10月6日(日) 大妻女子大学(本館E055)
フーズフォーチルドレン キックオフフォーラム
■ 第1回 ミツバチと食のフォーラム
<大妻女子大学 E055教室 13:00~17:00>
来賓挨拶 山田正彦 前農水大臣
「フーズフォーチルドレンへ向けて(趣旨説明)」水野雅弘
・ミツバチ“マリー”のメッセージ動画
・化学物質過敏症の小学生“りんちゃん”のメッセージ
木村秋則・船橋康貴〈基調対談〉「変わり者×2=世界がhappy ! 」
来賓紹介
トークセッション『地球の未来とこどもたちの食について』
汐見稔幸 東大名誉教授・日本保育学会会長
山本竜隆 統合医療医師
大塚貢 食育アドバイザー
前島由美 療育支援ゆめの森こども園
進行: 吉岡淳 元ユネスコ職員
水野雅弘 SDGsアドバイザー
フーズフォーチルドレン実行委員より 各地の取り組み・報告
前島由美 委員長
国光美佳 副委員長 『食べなきゃ、危険!』著者
地域フォーラム代表者紹介
当日配布パンフレット (PDFはこちら)